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蘇部健一(そぶ けんいち)
略歴
蘇部健一. (2009, 1月 31). Wikipedia, . Retrieved 04:26, 4月 4, 2009
蘇部 健一(そぶ けんいち 1961年 - )は、日本の推理作家。新本格派ミステリー作家のひとりに数えられるであろう作家である。
1961年東京都に生まれる。早稲田大学教育学部英語英文学科卒業。1997年、保険調査員・小野由一を主人公とした連作集『六枚のとんかつ』にて第三回メフィスト賞を受賞、デビュー。上記作品は「ばかばかしくて読めない」「ゴミだ」「商品じゃない」「くだらない」などの強い批判や「支持する」などの絶賛の声が上がった。
ミステリー界の異才、異能作家などといわれる。
初めて活字になった自作本格推理短編は『しおかぜ(17)号四十九分の壁』。1996年、鮎川哲也が編集した『本格推理(7)』に入選・収録されている。発表当時のペンネームは「我妻起成」。
メフィスト賞作家だと黒田研二と仲がいい。『木乃伊男』の解説も黒田が担当している。黒田がかつて自身のホームページに記していたところによると、姪が蘇部健一のファンであるとのこと。
『動かぬ証拠』の後書きによると、ミステリー界初の「音の出る推理小説」「飛び出す推理小説」を出版しようと、そのサンプルを講談社文庫の編集者に送ってみたが、蘇部の本は実のところあまり売れないために「そんなコストのかかるものはダメだ」と却下されてしまったらしい。「音の出る推理小説」の方は「変化する証拠」というタイトルで、『動かぬ証拠』に(音は出ないが)収録されている。
『ふつうの学校』シリーズや『恋時雨』のように、青い鳥文庫やYA!ENTERTAINMENTのような、児童向けのレーベルにも小説を発表している。
関連リンク
- 蘇部健一・非公式応援ページ
- dslenderさんが運営する蘇部先生の応援サイトです。
蘇部先生の作品を簡潔かつ的確に紹介されています。六枚のとんかつ刊行時になされた否定的意見に対する反論も見物です。 - 蘇部健一強化推進本部
- 鮎さんが運営するミステリ関連サイト「占魚亭」内のコンテンツ。
作品紹介と書評。書評は鮎さん以外の方のものも掲載されています。
読んだ作品リスト
六とんシリーズ