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引籠世界の探偵事件簿#01 マリア様がみてた殺人事件 (焼肉万歳 -Yakiniku Oh! Yeah!-)

ゲーム情報

サークル : 焼肉万歳 -Yakiniku Oh! Yeah!-
発売日 : 2005.8.14
ジャンル : 引き籠もり推理AVG

有栖川先生のデビュー作。また、いわゆる学生アリス(江神部長)シリーズの第一作でもある。

Story

以下焼肉万歳さまHPより引用

引籠探偵の元に、お嬢様学校からの依頼が届く。

『あなたのマリアをいただきます』
――この脅迫状の差出人を捜して下さい。

お嬢様学校だ! ごきげんようだ!
小茂朗は早速、部下の「ほーちゃん」「デルフィ」を向かわせる。

そこでは血塗られた惨劇が2人が待っていた……!

 

こんな人にお薦め

  • ごきげんよう! なあなた
  • 推理ゲームが好きなあなた
  • 気軽に楽しめるゲームが好きなあなた

独断の評価

評価はあくまでも独断です。当然、発売年代も考慮しています。
SからEまでの6段階評価です

グラフィック B クセはあるが印象的
音楽 B  
システム B 独創的なシステムだが、肝心の謎が弱い。
キャラ A キャラはたっているが、シリーズ第一作なので、まだ弱い感じ。
ハマリ度 C ハマリ要素はありますが……
オススメ度 B 続編もプレイする前提であれば断然オススメ!
備考 推理ゲームにしては謎が弱かった感じです。

 

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レビュー

管理人は、あとで発売された引籠世界の探偵事件簿ZERO -Fight for the Past-を先にプレイしています。
シリーズに対するファーストインプレッションという意味では、ZEROのレビューもご参考にしてください。

特にわたしイチ押しの「ほーちゃん」への思いはZEROのレビューに詳しく書いておりますのでぜひご覧くださいw

↓ 今作のほーちゃん!

というわけで、わたしお気に入りの「引籠世界の探偵事件簿」シリーズの第1作です。
史上初?の引き篭もり探偵が難事件を解決する推理ADVです。
「推理」AVGを名乗るだけあって、いろんな場所を回って手がかりを探す「捜査フェイズ」や真相を看破するための「推理フェイズ」などがあって、ミステリ好きにはたまらない造りとなっています。

↑ 推理フェイズの画面

感想としては、コンパクトにまとまった佳作といった感じでしょうか。
ただ、上記の通り、わたし自身はのちに発売された「ZERO」(時系列的にはZEROの方が先)を先にプレイしているので1作目であるこの作品については多少アラが目に付いてしまいますので、そのあたりは差し引いてこの先ご覧ください。

まず、主要キャラについてはグラフィック、設定共にキャラが立っていて魅力的です。引き篭もり探偵、放置型メイドロボに実体がアメーバの少女傭兵と何でもあり。
そしてわたしはその中でもメイドロボ「ほーちゃん」が当然のごとく大好きなわけですが、まだ今作ではその魅力は65%くらいしか発揮されていないと思います。
もちろんそれでも充分お気に入りであることは言うまでもありませんがっ!!

また、傭兵デルフィについては、この作品をプレイしてからZEROをプレイした場合にはZEROプレイ時の感動は増すはず(当然そのように作られているでしょうし)ですが、わたしのようにZEROを先にプレイしてしまっていても、かえって今作におけるデルフィに強い思い入れを持つことができて悪くないと思いますよ。
でもその場合、デルフィが少し弱いような気がしてしまうのは仕方のないところでしょうか?

そして今作ではメインの事件の舞台はいわゆるお嬢様学校!!
タイトルを見れば想像付くでしょうがw
そこの生徒たちのグラも良い雰囲気です。もう少し彼女たちの倒錯的な学園生活の風景もあればうれしかったのですよ。うむ。

さて、このシリーズの肝である「推理」部分なのですが、ちょっと弱い気がしましたねぇ。推理ものにしては少し分かり易すぎるかも知れません。
ゲームなのであんまり極端に難しくする必要はないと思いますが、ちょっと直球過ぎ(手がかりが親切すぎ?)かなと感じました。

この点については、シリーズものの第1作だから、ということはあまり理由にならない部分だと思いますので、少し残念です。
ただ、それでもそのシステムと相まって、充分推理ゲームとして成り立っているレベルですので、購入をためらう必要はありません。

それにしても小茂朗は、おいしいとこ取りだねぃ。
カコエエよ。

全体的にはやはりZEROをプレイした身にはどうしても小粒に見えてしまいます。ストーリーもギャグの切れも盛り上がりも。ただ、逆に言えば実際の制作順序で考えるとそのリリースの間隔は一年足らずであり、その短期間ですべてにおいてのスケールアップを果たされたということに他なりませんので、これはすごい底力だと言わざるを得ません。

最後に、今作品で一番のコワかったお気に入りの場面

ごきげんよう!

 

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